美容力養成講座
美容目的でしわを取る施術に「ボトックス」があります。「ボトックス注入」とか「ボトックス注射」といった言葉を聞いたことがある人もいるのではないでしょうか。
このボトックス、もともとは神経麻痺剤と言って、病院などで治療を行う際に神経を麻痺させるために利用されていました。しかし、アメリカで、眉間にできてしまったしわを取り除く治療にボトックスが使えることが判明し、アメリカの米国食品医薬品局から認可され、美容目的で利用されるようになりました。
ボトックスの元となっている成分はボツリヌス菌です。ボツリヌス菌は実はブドウ球菌と同様、食中毒の原因になっている成分です。
ボツリヌス菌に対して怖いイメージを持っている人もいるかもしれませんが、体に入っても安全な生理食塩水で薄められていますし、注射するときも、体に害がない程度の量の300分の一程度しか注入されないので、安心です。
ボツリヌス菌には、顔の表情筋を動かす顔面の神経をストップさせてしまう働きがあります。表情筋は、普段は顔の表情を作るのにとても大切な働きをしている筋肉なのですが、顔の筋肉の動かし過ぎはしわの元にもなります。つまり、眉間を良く動かしている人はそれだけしわが出来やすいのです。そこでボツリヌス菌を使って表情筋を麻痺させてしまえば、顔の筋肉が動かなくなり、結果的にしわが出来にくくなる、もしくはしわを消すことができるというわけです。
注射する個所は人により一か所~数か所までさまざまです。しわがなくなり手軽にアンチエイジング、若返り効果が期待できますから、欧米はもちろんのこと、日本でも人気がある美容法の一つとして知られています。